小松電気化学工業株式会社

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よくあるご質問Frequently Asked Questions

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亜鉛めっきについて

通常の亜鉛めっきのめっき厚はどれくらいですか?
弊社は8μm以上を標準としています。最大で20μmまで可能です。
3価クロメートでもユニクロ色調は出せますか?
弊社の標準色調は若干黄色身を帯びた銀色ですが、処理条件を調節することで、従前のユニクロ色調を実現することができます。お問合せください。
ユニクロ処理はできますか?
「ユニクロ」は正確には6価処理を意味していますので当社では不可となります。しかし、一般的には「青白い亜鉛めっき」を意味することが多く、3価のクリア色が代替となることが多いです。当社にても3価処理は実施しておりますので、ご用命ください。
溶融亜鉛めっき(どぶづけ)できますか?
申し訳ありませんが当社では設備を有しておりません。

6価と3価の違いはありますか?
3価クロムと6価クロムの違いです。どちらも亜鉛めっき後の耐食性向上の後処理に使用されています。耐食性は6価クロムを使用した処置の方が優れた性能を持ちますが、6価クロムはRoHS指令の規制物質の対象ともなっております。

黒亜鉛めっきと黒染めはどのような点が違いますか?
まずはめっきか否かということで、皮膜厚さが異なります。亜鉛めっきが10μm程度であるのに対し、黒染めは1μm程度です。また防錆力も亜鉛めっきのそれに比べ黒染めはあくまで一時的な防錆作用となります。
長年保管していたものを再度めっきしてきれいにすることはできますか?
できます。ただし、製品の状態により処理方法がことなりますので、まずは現物をお持ちいただき、ご相談ください。
めっきした後の製品表面に白いつぶつぶが出来ています。これは何ですか?
白いつぶは亜鉛皮膜のサビ(白サビ)です。条件によってはめっき後すぐに発生する場合があります。対処法をご提案しますので弊社までご相談ください。

黒染めについて

吊りの黒染めはできますか?
申し訳ございませんが、当社の黒染めはバレルで行っており、吊りでの黒染めには対応しておりません。

硬質クロムめっきについて

硬質クロムめっきは何ミクロンまでつけられますか?
物理的には1mm程度の膜厚も可能ですが、厚さに比例してコストと時間が必要となります。また、厚付けになればなるほどめっき範囲内での膜厚のばらつきが大きくなってしまいます。機能的には厚ければ厚いほど耐摩耗性などがどこまでもアップしていくわけではありません。
硬質クロムめっき可能な最小内径の大きさは?
硬質クロムめっきは均一電着性が悪く、一品一様で治具が必要になることが多いため、ワークの大きさに合わせて治具を作製し、めっきを検討致します。よって物理的に作製が可能な治具があればめっき可能です。
シリンダー等の内径部に硬質クロムめっきを施すことは可能ですか?
可能です。内径への硬質クロムめっきは弊社の得意とするところです。大小・長短問わず実績がございます。ただし、補助陽極が必要となりますので、ワークの形状によって専用治具等を作成する必要があります。まずはお気軽にご相談ください。
黒皮品に硬質クロムは出来ますか?
黒皮品に硬質クロムめっきを施すのは難しいです。硬質クロムめっきは被覆力が大変悪いめっきなので、磨き面でないと無めっきになります。この種のめっきには、最低限の機械加工面が必要で、高い面粗度を要求するシャフト類であれば、めっき仕上がりと同等の研磨面が素地の状態で必要となります。
通常の硬質クロムよりさらに硬いめっき皮膜が欲しいのですが・・・。
超硬質クロムがございます。通常の硬質クロムの1.5倍の硬度を持ちます。

ニッケルめっきについて

ニッケル、ニッケルクロム、無電解ニッケルの違いはありますか?
取扱いめっき種一覧をご参考ください。より詳細な情報はお問合せください。

無電解ニッケルのめっき厚の限界は?
理論上は無限にできます。しかし厚くなればなるほど、当然処理時間も長くなりますし、品質的にも内部応力に起因する割れが出やすくなったりします。厚付けめっきの要求として一般的な膜厚は30μm程度であり、通常であれば15μm以下の膜厚がほとんどです。
無電解ニッケルを再めっきしたいが、処理できますか?
できます。ただし、素材によって処置方法や使用薬品が異なったりします。また仕上がりの品質は、どうしての初回めっき品よりも劣ることとなってします。ですが当社の経験により通常の品質に近づけることは可能ですので、お問合せください。

アルマイトについて

アルミ材をカラフルな色にしたいのですが?アルマイトの着色処理はできますか?
アルマイト(陽極酸化)によって表面をあらゆる色調に調整することができます。お好みの色調のご相談に応じますので、まずはお電話してください。
アルミの鋳物にもアルマイト処理できますか?
可能です。アルミ鋳物は素材に不純物の含有が多く、普通はうまくアルマイト処理ができませんが、当社では処理可能が方法を確立しています。
硬質アルマイト処理はできますか?
申し訳ありませんが、弊社では硬質アルマイト処理はできません。

リン酸塩皮膜について

PM(リン酸マンガン皮膜処理)、PZ(リン酸亜鉛皮膜処理)の違いは何ですか?
両方ともにリン酸塩皮膜処理であり、パーカー処理とも呼ばれております。 PMの方が皮膜が厚いのが特徴であり、摺動部品などの潤滑用皮膜を付加するという点においてより適しています。 PZのほうは塗装下地として広く使用されており、耐食性や密着性を大きく向上させることができます。冷間鍛造の潤滑皮膜としても使用されるこが多いです。

材質・外観について

めっきするのは鉄鋼でなければダメなのですか?
最も材料数が多いのが鉄鋼ですが、他の金属、あるいは樹脂系素材でも可能です。詳細をお知らせください。
ステンレスにめっきできますか?
可能です。ただしお客様が求める機能により施すめっきが異なるのでお問合せください。
鋳物にめっきできますか?
基本的には可能ですが、硬質クロムめっきは△、無電解ニッケルは○、亜鉛めっきは△というようにめっき種によりその効果が大きく異なってきます。鋳物は素材に巣があるため、前処理やめっき処理、後処理に工夫が必要です。ご要望に合わせてご提案させていただきますので、お問い合わせください。
錆びてしまった品物はめっき可能ですか?
めっき前に錆びてしまった品物について、そのままではめっきが付きませんのでめっきの前処理として錆を落とす必要があります。機械的処理(ショットやブラスト)や化学的処理(酸洗い)が必要です。弊社で実施するかお客様で実施していただくかは、都度ご相談となります。お問合せください。
塗装してある品物はめっきできますか?
基本的に塗装されている品物にはめっきできません。 めっきが必要な時は溶剤等により塗装を剥がしてお持込みいただく必要がございます。
溶接品のスパッタやスラグは除去する必要はありますか?
スパッタやスラグはめっきを阻害するものになりますので、除去が必要です。当社でも除去できますが、その場合は処理コストが割高となります。

めっき全般について

処理可能サイズ
設備一覧をご覧ください。また記載サイズは目安ですので、詳細はお問合せください。
部位品1個でもめっきできますか?
まったく問題無いので是非当社へお持込みください。

円筒形状の部品への内径部分へのめっきは可能ですか?
無電解ニッケルめっきであれば問題無くめっき可能です。 電気めっきの場合は、ワークの形状とめっきの条件をよく確認させていただく必要があります。 当社では、亜鉛めっき、硬質クロム、電気ニッケル、においては特殊治具を作製することで対応可能となっています。 ぜひご相談ください。
この品物をめっきして欲しいんですが、できるかどうかわからない。。。
わからないことがあってもお気軽にお問合せください。ご要望を伺ったうえで最適なめっき種と処理方法をお答え致します。
複雑形状の製品全体に硬いめっき皮膜が欲しいのですが・・・。
硬い皮膜の代表は硬質クロムめっきですが、形状によっては奥まったコーナーまでめっきがつきまわらないことがあります。その時は無電解ニッケル+熱処理にて対応します。詳しくはお問合せください。

切削ミスにより寸法が足りなくなった品物がありますが、めっきの厚付けで対応できますか?
対応可能ですが必ず事前の個別調整が必要となります。必要な膜厚によって別途御見積りが必要となることご了承ください。 硬質クロムめっきの厚付けでは、厚付けするほど膜厚分布の差が大きくなってしまいますので、交差の範囲内に収めるにはお客様にて研摩仕上げによる寸法合わせが必要になる場合があります。
古くなっためっき品を美しく再生したいのですが・・・。
めっきの剥離、素地表面の手入れ、そして再度めっきを施行することにより、されらに美しく仕上げることが出来ます。ただし、素材の傷み程度により再生不能の場合あり、コストも割高となります。
製品の一部分だけにめっきを付けて欲しいのですが・・・。
非めっき部をマスキングすることによってめっき範囲を限定することが可能です。ただし、マスキング作業は全て手作業となるため、処理価格が割高になります。
めっき会社に黒皮品のめっきを依頼したら断られました。なぜでしょうか?
黒皮はめっきの阻害物質となるため、完全に除去しなければめっきできません。黒皮がひどいものになるとめっき会社では除去しきれない場合があるからだと思います。弊社では、機械的処理・化学的処理を合わせて黒皮の除去が可能です。ただし、処理コストは上がりますので、出来る限り黒皮は事前に除去いただくのがよいかと思います。
樹脂(プラスチック)にめっきはできますか?
技術的には可能ですが、残念ながら弊社では取扱いしておりません。

処理工程について

酸洗い、ブラスト、ショット加工のみできますか?
可能です。ワークの形状、材質、や要求事項をご連絡ください。
ブラストとショットの違いは何ですか?
基本的にやることは同じですが、使用する投射剤によって呼び名が変わることがあるようです。当社のブラスト機はエメリー粉並びにガラスビーズを、ショット機は鋼球を使用しております。ショットはブラスト処理と比べ、鮫肌のような質感となります。
ベーキングとは何でしょうか?
めっき後の金属には、条件によって水素による脆化が起こります。この脆化に対して金属を高温で熱し、金属内部の水素を除去することで脆化を防ぐ処置ををベーキングと言います。ベーキングの要否が不明な時は、お問合せください。当社よりご提案させていただきます。
バフ研磨で仕上げ可能な寸法公差はどの程度か?
めっき厚さが30μm〜40μmの仕様の場合において公差幅0.04mm程度となります。ただし、要求されるめっき厚さが厚いほど、それに応じてバフ仕上げで収められる公差幅は大きくないと難しくなります。
研磨できますか?
当社ではバフ研磨のような仕上げ磨きは行っておりますが、寸法精度などを整えるためのいわゆる研削研磨は行っておりません。

価格・納品について

単価はどのように算出されますか。重さ?
ワークの表面積、形状、処置するめっき種、などの複合的な要素から算出しております。価格以上の価値をご提供するよう努めておりますので、ぜひお問合せください。

品物は宅急便で納品してもらうことは可能ですか?
可能です。遠方からのお客様からもやり取りが可能です。

リードタイムはどれくらい必要ですか?
処理するワークの大きさ、めっき種、要求膜厚、などに依ります。納期調整は最大限努力致します。条件次第ですが、翌日出しも可能です。
短納期の品物があり困っています。すぐにめっき対応できますか?
出来る限り努力し、生産調整を実施致します。お急ぎの方はお電話にてお問合せください。

現在注文しているめっき屋さんの価格・品質・納期などの対応がよくないのですが・・・。
当社は顧客第一主義でお客様のご要望に全力でお応え致します。是非ご用命ください。

品質・環境について

顧客の要望スペックが大変厳しいので大変困っています。
その製品とのスペックを見せていただければ前向きな改善策を提示しますので、ご連絡ください。

化学物質安全データシート(MSDS)が欲しいのですが?
使用している薬品についてはデータシートをご提供致します。ご相談ください。
REACH規制に該当する物質を使用しているか?
規制物質であっても、使用しないわけには立ちいかないケースが多々あります。(例:硬質クロムめっき)しかし、めっき金属及び被膜には含有していません。金属クロムはいかなる国際的な規制の対象物質にも該当していません。ここで規制と称するREACHやRoHSなどが要求している内容は、該当物質の製品への「含有」の有無なので、今のところ問題はありません。

めっきの皮膜に有害なものが含まれているものがありますか?
基本的に弊社のめっき及び化成皮膜は世界的な環境規制に対応済です。これまで厳格な化学物質管理を行っておりますので、ご心配な時は都度お問合せください。

ISOは取得していますか?
環境ISO14001:2015を取得しております。品質ISO9001は現在のところ取得しておりません。

環境に対する配慮はしっかりとできていますか?
当社はISO14001を認証取得しており、しっかりとしたマネジメントシステムを構築しております。 また、全鍍連より「環境整備優良事業所」の認定を受け、万全の環境対策を実施して操業しております。
RoHS指令について教えて欲しい。
EU加盟国で施行されている電気電子製品に有害な化学物質の使用を禁止する指令です。指令の対象となる有害化学物質は、鉛、六価クロム、水銀、カドミウムのほかにポリ臭化ビフェニールとポリ臭化ジフェニルエーテルという2種類の臭素系難燃剤を合わせた6物質となっています。RoHS(ローズ)指令はEU内での規制であり、日本や米国に同様の規制はまだありません。
RoHS不使用証明書を発行して欲しいのですが。
ご指定いただければ、該当品についての不使用証明書を発行させていただきます。ご連絡ください。

営業時間・場所について

営業時間を教えてください。
8:00〜17:00ですが、それ以外の時間帯や土曜日も輪番で担当者がおりますので、品物の持込みやお取引が可能です。
工場の一部部門は23時まで稼働しております。

持込、引取り可能な時間いつですか?
通常営業時間であればいつでも可能です。定時外、また休日でも担当者がおりますので、事前にお電話をいただくことで対応可能です。

御社は石川県のどのあたりに所在してますか?
弊社は石川県の県南地域の小松市に所在しております。小松空港のすぐそばであり、小松鉄工団地の一角にあります。
小松市までの距離が遠いのですが・・・。
支給品の受取り、や完成品のお渡しを宅急便などでも常時行っていますので、是非お見積りからお申し付けください。

発注する前に現物を確認して欲しいのですが、御社に持ち込むことができません。どうしたらよいですか?
当社に事前のお持込みが難しいときは、こちらからお伺い致し、技術相談を実施させていただきます。お気軽にお声をお掛けください。

その他

めっきの技術について自社の社員に基本的な説明してほしいのですが。
お声を掛けていただければ、お客様の方へ伺ってめっきについての技術講習会を実施致します。 お気軽にご相談ください。
図面に書かれているめっき記号の意味がわからないのですが。 「EP-Fe/Zn 8/CM1」とはどういう意味ですか?
この場合は、「鉄鋼上の電気亜鉛めっき8μm、光沢クロメート処理」ということになります。Ep=電気めっき、Fe=鉄鋼材、Zn=亜鉛めっき、8=めっき厚8μm、CM1=光沢クロメート処理、という意味です。 図面の表面処理記号が分からないときはお気軽にお問合せください。

お問合せ

  • 0761-21-1231
  • 0761-21-1233

平日:8時〜20時まで受付めっき処理 
青文字:8時〜17時まで受付 赤枠:休業日

硬質クロム、亜鉛などの電気めっきから化成処理まで、多種多様の表面処理を幅広く対応可能です。
硬質クロムめっき・亜鉛めっきなど加工処理のことは小松電気化学工業株式会社にお任せ下さい。